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【CEOインタビュー】RECEPTIONISTがないとビジネスできない世界へ

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クラウド受付システム「RECEPTINIST」は、2019年7月に総受付回数120万回を突破いたしました。
 
今回は、入社3ヶ月の広報の藤村が120万回突破したことをキッカケに
今の気持ちとRECEPTIONISTの今後の展開について代表の橋本にインタビューしました!
 
「120万回」という数字に対する特別な思いに加え、RECEPTIONISTに期待する今後の展望についても語ってもらいました。
 
そして、これまであまり公開されていなかった、自身の考える「働き方改革」についても迫っていきたいと思います。
 

ITで受付を効率化したい

 
Q:本日はよろしくお願いします!
リリースから2年半になるRECEPTIONISTですが、改めて受付嬢から起業し、受付システムのプロダクトを作ろうと思った経緯について教えてください。
 
橋本:自分が受付嬢として11年間従事してきて、受付業務はアナログで全く効率化されていないと感じていました。
 
効率化をしていくためには、受付業務のコンサルタントなどになり自分の経験を活かして動くこともできると思いましたが、体は一つしかないし、時間も限られています。
 
自分一人だと効率化できる部分や速度が小さいんですよね。
 
多くの企業の受付を効率化し時間を生み出すには、プロダクトを作らないといけないと思いました。
 
「ITで自分の分身を作ることで役に立ったり、お世話になった方に恩返しができる」と思ったので、プロダクトを作るという考えに至りました。
 

 
Q:受付嬢時代から起業やプロダクトを考えていたんですか?
 
橋本:(起業前最後に勤務していた)GMOインターネット株式会社に入った時は、受付嬢としての現場は最後にしようと決めていたものの、自分に与えられたミッションがあったので辞めたあとについては考えていませんでした。
 
2年ぐらいかけて自分なりに成果を感じられるようになり、そこで初めて次のキャリアについて考えるようになりましたね。
 
もともとITサービスが好きでしたし、キャリアを積んできたのもIT系の企業だったので、次のキャリアでもITには携わりたいと思っていました。
 
世の中的にも、身近な生活を見ていても、携帯がなかった頃からガラケーが生まれ、それがスマホに変わり、私たちの生活は豊かになりました。
 
ビジネス面でも、パソコンがどんどん小さくなり、インターネットの回線が早くなるなど、ビジネス環境もITによって効率化されています。
 
だから、ITを使うことによって自分が実現したい世界も実現できるんじゃないかと思いました。
 
自分が次のキャリアを考えたときに、プロダクトをスマホやiPadありきで考えていたのは、ITに触れる環境にいた影響が大きいと思います。
 

 
 

自分のキャリアに紐付く「120万回」

 
Q:サービス開始から2年半で120万回を突破しました。
「120万回」という数字は橋本さんも大切にしていますよね。
その理由と、120万回突破の率直な感想を教えてください。
 
橋本:私のプロフィールには、受付嬢時代に、120万人の受付をしてきたと入れています。
 
1人が11年かけて対応してきたお客様をRECEPTIONISTは2年半で超えてしまうということは、嬉しいと同時に思い入れも深いです。
 
達成までかかった時間は、ベースになる数字がないので早いか遅いかはわかりません。
 
ですが、自分が11年かけて築いてきたキャリアを2年半で塗り替えてくれたというのは嬉しいことです。
 
世の中にこのようなサービスを提供できてよかったな、役に立てているのかなという実感はありますね。
 
また、効率化することで多くの時間を生み出すことができていると感じます。
受付嬢の時間だけではなく、受付で待つ人、取次をする人、担当者などの受付業務に関係する人にとって、有効な時間を生み出せていると思います。

 

Q:時間を生み出すことができていると実感した出来事はありますか?
 
橋本:ユーザー様に導入事例を取材させていただいている中で、総務担当の方から
「(RECEPTIONISTを導入し来客人数が可視化されたのを踏まえて)ビジネスが拡大し来客が増えていくなかで、導入せずこのまま自分だけで電話を取っていたらどうなっていたんだろう、ゾッとします」
と話されていた時ですね。
本当にそうだと感じました。
 
実際に来客人数を数字で見ることができるようになるとわかるのですが、
みなさんが思っているより来客ってずっと多いんですよね。
採用面接の例で言うと、会社の人数が増えていっているとしたら、その数倍は面接をしており、それだけ来社される方もいるはずですし。

 

Q:いつから「120万回」という回数を意識していましたか?
 
橋本:意識しだしたのはRECEPTIONISTが1万回を突破したくらいです。
 
総受付回数が万単位になった時に、このスピードで行くと、私のキャリアをRECEPTIONISTはいつ超えるんだろうと思うようになりました。
 
 

ユーザー企業の意見を「プロダクトの進化」に反映

 
Q:直近の2,000社突破もそうですが、サービスが徐々に拡大しています。
今のRECEPTIONISTは、最初に描いていたものと比べていかがですか?
 
橋本:個人的な観点でいうと、実現していきたい世界はまだまだこれからたくさんありますが、RECEPTIONISTは2年半ですごく役に立てているサービスになったなと感じています。
というのも導入企業様に育てていただいたという気持ちが大きいです。
 
私は受付嬢だったので、正直受付に内線電話だけある状況にはあまり馴染みがありません。また、配達業者の対応もしないことがほとんどです。
 
しかし、プロダクトをリリースし営業活動をしていた当時、訪問先の企業様は受付に内線一台を置いている状況でした。
 
中の人が電話に出て取次をされて対応されていることが多いので、プロダクトの紹介をするタイミングで、こういう機能が欲しいというお話をたくさんいただいたんです。
 
例えばですが、「配送業者様向けボタン」や、階層式にカスタマイズができる仕様はそういった企業様からのお声で実現しました。
 

 
ユーザーさんが伝えてくれたことを真弓(取締役COO/プロダクトマネージャー)を始めとしたプロダクトメンバーが噛み砕いてプロダクトにちゃんと乗せてくれることですごく良いプロダクトに進化していますね。

 

Q:ご自身が考える、「RECEPTIONIST」にしかない強みはなんでしょうか。
 
橋本:強みは3つあります。
 
一つ目は、自分が日本一の受付嬢として、受付に対する想いを持って起業した会社で作ったプロダクトということ。
 
二つ目は、私はプロダクトを作ったことがないので、お客様の要望や意見をちゃんと言語化してプロダクトに反映してくれる、真弓を始めとした開発メンバーがバランスよく居てくれるところ。
 
三つ目はお客様に恵まれたところですね。
先ほども話しましたが、有益なフィードバックをたくさんくれる企業様が多いです。
 

 
 

展望は「RECEPTIONIST」がないとビジネスできない

 
Q:今後、RECEPTIONISTが行うサービスについて、最終的な展望があればお伺いしたいです。
 
橋本:RECEPTIONISTと切り離せて使える「日程調整機能」をリリースする予定です。
 
最終的な展望は「RECEPTIONISTがないとビジネスできない」ですね。(笑)
 
ビジネスの側にはいつもRECEPTIONISTがいる、くらい寄り添ったものにしたいです。
 
また、今は企業受付メインで使っていただいていますが、セミナーなどでの受付シーンで活用いただけるサービスにもしていきたいと思っていますね。
 
 

代表橋本の考える「働き方改革」

Q:近年、「働き方改革」の推進により、業務効率化が注目されています。RECEPTIONISTも業務中に最も時間を使うコミュニケーションを効率化するツールですよね。ご自身の考える「働き方改革」とはどのようなものですか?
 
橋本:私が起業した時は「働き方改革」という言葉はありませんでした。
たまたま運よくプロダクトやサービスが、働き方改革にマッチするものであったことがラッキーだったなと思っています。
 
働き方改革や業務効率化は、個人の「労働生産性」をあげることだと考えています。
 
経済学によると、「労働生産性」は「付加価値÷従業員数」で算出されます。
それをわかりやすくいうと、どれだけの人数と時間で、どのぐらいの価値を生み出しているか、ということですね。
 

 
働き方と一言で言っても、100人働き手がいれば100通りの働き方があると思います。
 
それを改革できるのは国や会社の政策ではなく、自分自身にしかできないことだと思います。
自分の働き方を改革するには、まず自分のどの部分が非効率なのか、苦手なのかなどを把握した上で、どうしたらそれらを改善できるかと組み立てて行く必要があると思います。
 
例えば、「残業は悪」「減らすべき」という話はよく耳にしますが、今まで残業をして成果を上げてきた人はたくさんいると思います。
 
しかし、上記のような考え方をすると、成果を上げてきた人たちを否定することになってしまいます。
 
高度経済成長を支えてきた働き手の働き方をただ否定するのではなく、今の時代やライフスタイルにあった働き方を新たに構築していくべきだと思います。
 
 

働きやすい制度を導入し社員のライフステージを支援

 
Q:弊社でもリモートワークの導入、働くママ社員はリモートワークや子連れ出勤を可能にするなど、社員が働きやすくなるための制度がありますよね。
経営者として、その考えに至った経緯を教えてください。
 
橋本:リモートワークは、スタートアップでオフィスの場所や働く環境を確保することが難しい中で、優秀な人をたくさん採用するために始めました。
 
副業で開発に関わってくれる人は、出社することが負担になってしまうこともありますし、「場所関係なくどこでも仕事をしていいならお手伝いできます」という方も採用ができます。
 
スタートアップ企業はコストを抑えないといけない。だけど優秀な人材は欲しい
 
会社の中で優先順位が高い「良いプロダクトを作ること」がリモートワークによって実現に近づけられました。
 
また、働くママの支援制度については、支援しているというつもりはなく自然な形で導入しました。
 
私が従事していた受付嬢は派遣社員だったので、産休や育休はありません。
結婚して妊娠をした同僚は退職するしかありませんでした。
 
一緒に仕事がしたい素敵な人達を人生のライフステージが変わっても繋ぎとめていけるかは、会社の価値や強みが左右することだと思っています。
 
少子化や労働者が減少する中で、
 
「子供が生まれることはおめでたいことなのに、仕事をやめないといけないなど相反することがあるのは残念だし間違っているのではないか。」
 
起業するなら、そういう人を支援できる会社にしたいと思っていましたね。
 
 

企業らしく「RECEPTIONIST」を活用し、生産性を高めてほしい

 
Q:最後に、企業が推進する働き方改革において、RECEPTIONISTがどのように貢献していくことを期待しているか教えてください。
 
橋本:RECEPTIONISTの導入企業様が、その企業らしい働き方を実現するための手助けになっていたら一番良いです。
 
例えば、受付にRECEPTIONISTを置いて取次業務を効率化することで、解放される方たちがたくさんいますし、それによってフリーアドレスを導入したら社員全員の働き方が変わりますよね。
その変わり方がどうなるかはプロダクトがハンドリングできるものではないし、企業によって全く違います。
 
型にはまった働き方改革のツールではなくて、企業色に染めて欲しいですね。
 
企業内での生産性を高める時間を増やすお手伝いができたら良いなと思っています。
 
ー本日はありがとうございました!

 

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